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切り花を長持ちさせる方法。日持ちするお花や終わりのサインなど徹底解説!

自宅用に購入したお花やお祝いなどでもらったお花は、なるべくなら長持ちさせてあげたいものです。

切り花の場合、基本的なお手入れをすることである程度持たせることができますが、今回はもっと切り花を長持ちさせる方法を7つ紹介していきます。

  • 水切り(水揚げ)する
  • 不要な葉やつぼみを除去(剪定)する
  • 直射日光を避け、風通しの良い場所に置く
  • 水の量は入れすぎない
  • 栄養剤を入れる(砂糖代用可)
  • ハイターなどの漂白剤やお酢を入れる
  • 10円玉を入れる

また、長持ちしやすい切り花の種類や花盛りの終わりのサインなども触れるので、総合的な切り花のお手入れを知りたい方はぜひ参考にしてくださいね。

切り花を長持ちさせるには?日々のお手入れ方法

切り花を長持ちさせるには日々のお手入れが大切です。はじめにすべてのお花に共通する基本的なお手入れ方法からチェックしていきましょう。

水を腐らせないことが大切

切り花にとって最も大切な生命線となるのは新鮮なお水です。茎の管から水を吸い上げるため、花瓶の水をいつでも新鮮な状態に保つことが重要です。

特に暑い季節は水が腐りやすく、水が腐ってしまうと茎の部分から切り花自体も腐ってしまうので注意が必要です。

水換えは毎日すること

切り花を長持ちさせるには毎日の水換えが欠かせません。新鮮なお水を吸わせるためにも水換えは毎日するようにしましょう。

もっと切り花を長持ちさせる7つの方法

基本的な切り花のお手入れにプラスアルファのお手入れをすることでより一層長持ちさせることができます。

ここでは7つの方法を紹介するので、今後のお手入れの際に取り入れてみてください。

水切り(水揚げ)をする

切り花を長持ちさせる方法としてはじめに水揚げすることが挙げられます。

水揚げは、いくつかの方法があり中でも代表的なものとして水中で茎をカットする方法があり、切り口から空気の侵入を防ぎ茎からの水の吸い上げを促進する効果が期待できます。

余分な葉やつぼみを除去(剪定する)

切り花にはつぼみや葉が成育した状態のまま付いていることがほとんどです。喜ばしいことなのですが、あまりにも多くのつぼみや葉があるとメインの花に栄養や水分が行き渡らなくなる恐れがあります。

花自体に栄養や水分が行き届くよう、余分なつぼみや葉は取り除くことも切り花を長持ちさせることにつながります。

直射日光を避け、風通しの良い場所に置く

切り花は必要以上の直射日光や風が当たると傷みやすくなります。程よい日当たり加減と風通しが良い程度の空間を好むため、極端な直射日光や風が当たらない場所に飾ってあげましょう。

また、1日のうちで日が当たる時間と影になる時間ができる場所だと光合成が促進されるほか、エアコンや扇風機の風もなるべく避けてあげる方が長持ちします。

水の量は入れすぎない

花瓶の水量は花の種類により異なり、花に見合った水量に調節することが大切です。花瓶の1/3程度の水量を基準に、水の吸い上げが良い花や茎が腐りやすい種類は数センチ程度の水を、吸い上げが悪い種類は花瓶に多めの水を入れてあげることがおすすめです。

栄養剤を入れる(砂糖代用可)

切り花を長持ちさせる方法には延命剤などの栄養剤を使うことも有効で、少量の砂糖でも代用できます。

延命剤は花の栄養になる糖分を含み、花の色とpHを一定に保つ効果、殺菌成分などが含まれています。

花屋さんでお花を購入する際にサービスで1袋もらったり、数十円程度で購入したりできるほか、市販の大容量のタイプもあります。

ハイターなどの漂白剤やお酢などを入れる

お花が傷む原因の1つに花瓶内で雑菌が繁殖することが挙げられます。雑菌の繁殖を防ぐためにハイターなどの漂白剤やお酢を使うのも良い方法で、ハイターなら水1Lあたり5~6ml程度が目安になります。

水が腐りやすい暑い季節などはこの方法がおすすめです。

10円玉を入れる

花瓶内の雑菌繁殖を抑える方法として花瓶に10円玉を入れる方法も手軽でおすすめです。

意外な方法かもしれませんが、銅でできている10円玉は水に入れるとわずかながら微量の銅イオンが水中に溶けだし、水中を殺菌する効果が期待できます。

ただ、10円玉を入れたから絶対に除菌できるというような強い効果はないので、毎日の水換えとともに10円玉も清潔な状態を保つことが必要です。

【種類別】お花(切り花)を長持ちさせるポイント

切り花を長持ちさせるといっても、お花の種類によって少しずつ方法が異なります。

ここでは、種類別に切り花を長持ちさせるポイントを紹介していきます。

カーネーション

カーネーションは切り花の中でも比較的長持ちするお花ですが、より長持ちさせるためには基本的な水換えや余分なつぼみや葉を取り除くことに加えて、定期的な水揚げを行うことが挙げられます。

切り口が新しくなることで吸い上げが良くなり、花全体に水分や栄養が行き渡るようになりますよ。

チューリップ

チューリップは、他の種類に比べて葉が茎の下部から生えています。この葉が花瓶内で水に浸かってしまうと腐りやすいので、水に浸かりそうな葉はすべて取り除くことがポイントです。

また、花瓶内の水量も数センチ程度に浅くしてあげることも良い方法です。吸い上げの良い花のため毎日の花瓶内の水量に注意してあげましょう。

バラ

バラは水中での水揚げと花瓶内の水量を多めにしてあげることで長持ちします。ここで重要なのは花瓶の水量が茎に対して深いことです。

バラは水圧により水の吸い上げが良くなるので、花瓶の3/4程度の水量を目安に深い状態にしてあげると良いでしょう。

なお、定期的な水揚げも吸い上げを促してくれますよ。

スイートピー

スイートピーは繊細な花びらを持ち、水にぬれただけでも傷むことがあります。そのため購入する際は雨の日や雨の後は避けて、なるべく涼しい日から寒い時期に購入することがポイントです。

また、茎が腐りやすいため水は少なめが良く、開花した状態で販売されることから栄養剤は使わなくても大丈夫です。

長持ちしやすいおすすめのお花(切り花)

切り花の中でも長持ちしやすいお花を紹介していきます。切り花を購入する際の参考にしてくださいね。

ガーベラ

ガーベラは余分な葉がほとんどない状態で販売され、水揚げや水換えを定期的にしてあげることで長持ちしやすい種類です。

また、茎が長い状態なら水揚げのときに短めにカットすることで花への吸い上げが良くなります。

ガーベラを長持ちさせるなら茎を短めにして少なめの水量で飾ることがおすすめです。

ひまわり

ひまわりは、暑い季節のお花の代表選手で、部屋に飾るだけでも元気な印象を受けますね。

鉢植えや路地植えなら直射日光が当たっても良いのですが、切り花の場合は少なめの水量と風通しの良い適度な日当たりの場所がおすすめです。

ひまわりの茎には微細なふわふわした毛が生えており、花瓶内の水量が多いとそこから雑菌が繁殖しやすいので、少なめの水量と定期的な水揚げをしてあげましょう。

うまく花瓶内で雑菌の繁殖を防げれば比較的長く楽しむことができますよ。

マーガレット

マーガレットは1本に複数の花が咲き、つぼみも膨らみかけているものなら咲いてくれることが多いです。

一般的な水切りのあと切り口を湯につける湯あげをしてあげることで吸い上げが良くなります。

湯あげは茎先を10センチほど出し花と茎を新聞紙などで包み、茎先1~センチを80度以上の湯に10~20秒浸しすぐ水につける作業です。

湯あげのあとは1時間ほど水につけたままにしておくとより長持ちしてくれますよ。

部屋に飾るお花を買うなら「おすすめのお花の定期便!おしゃれなお花が毎月届くサブスク宅配」のページを参考にしてくださいね。

切り花はどれぐらい日持ちする?終わりのサイン

切り花は花の種類により持つ日数がことなりますが、花の終わりのサインとして花が下を向いてきたときや、花びらが乾燥してきたときが挙げられます。

また、茎の切り口が傷んで吸い上げが悪く水揚げしても回復しないときや、花の色が褪せてきたときなども終わりのサインと言えるでしょう。

花の処分については「花の捨て方。捨てるタイミングやもったいないと感じるときの対処法」のページをご覧ください。

まとめ

切り花を長持ちさせるには日々のお手入れや水揚げ、花瓶内の清潔と水量などさまざまなポイントがあります。

花の種類によっても日持ちしやすい・しにくいなどがありお花に合うお手入れをしていきたいですね。

丁寧にお手入れした分、お花は終わりを迎えるまでキレイに咲いてくれますよ。

お花のある生活をより良いものにするためにも、ぜひ実践してみてくださいね。

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