「カーポートを初めて設置する!おすすめのメーカーはどこ?」
「1台分にしようか、2台分にしようか迷ってる…」
というように、カーポートの選び方、設置のことで悩んでいませんか?
最近は、おしゃれでかっこいいカーポートが増えています。
そのため目移りしてしまい、どのメーカーのカーポートを選択すればよいか判断しづらいですよね。
また、一般的なカーポートは1~3台分ですが、使い方だけでなく将来のライフスタイルのことも考えておかないと、「1台分で十分だった…」などといったことになりかねません。
そこで今回は、カーポートのおすすめ8選と題し、後悔しないための選び方について解説します。
そもそも、カーポートとは何なのか、メリット・デメリットについて、おすすめカーポートの概要、費用相場など、詳しくまとめてみました。
ぜひ参考にしてください。
カーポートとは?
カーポートとは、屋根と柱だけで作られた車庫のことです。
ガレージとの大きな違いは「囲われていない」「シャッターが付いていない」点にあります。
厳密にいうと、カーポートを設置する際、「サイドパネル」のオプションをつければ横を囲うことはできます。
しかし、シャッターをつけることはできないため、車をすべて囲うことはできません。
続いて、カーポートのメリットですが、要点をまとめると3つあります。
・費用が安価で敷地に合わせながら設置できる
・天気に関係なく乗り降りできる
・車に汚れが付くづらくなったり暑さ対策にもなる
一方、デメリットの要点をまとめると以下のとおりです。
・囲われていないため完全に汚れを防げるわけではない
・圧迫感があり柱が邪魔になることがある
・耐風などの影響で壊れることがある
上記のように一長一短はあるものの、カーポートはバリエーションが豊富なため、用途や地域性、ライフスタイルなどに合わせて設置するのが望ましいのです。
なお、カーポートの種類ですが、例えば、1台タイプ、2台タイプ、3台タイプ、おしゃれなタイプなどがあります。
ちなみに、おしゃれタイプとは、家の外観を損なわないように、スタイリッシュなデザイン・カラーなどが採用されたカーポートのことです。
一般的に、カーポートはシンプルなデザイン・カラーとなっていますが、それでは家の外観とマッチしないことがあります。そのミスマッチさが気になる場合は、おしゃれなカーポートを設置した方が良いのです。
なお、カーポートの種類をさらに細分化すると以下のとおりとなります。
・片側支持タイプ:片側の柱につけられた梁で屋根を支える構造
・両側支持タイプ:両側にある柱で屋根を支える構造
・両側支持タイプ(吊り、置き式):前と後ろのフレームによってカーポートの屋根を支える構造
・合掌タイプ:カーポートの真ん中にある支柱から左右に屋根を広げた構造
・縦連棟タイプ:縦列駐車専用の構造
以上、基本的な概要が分かったところで、カーポートのおすすめ3大メーカーについて見ていくことにしましょう。
カーポートのおすすめ3大メーカー
カーポートを設置する際、「おすすめのメーカーの中から選択したい!」と考える人は少なくありません。
そこでこの項では、おすすめ3大メーカーについて取り上げながら、メーカーの特徴をご紹介していきます。
リクシル
LIXIL(以下リクシル)カーポート業界で断トツのシェア率を誇るメーカーです。
これまでトステムやINAXと統合してきたため、業界NO1のシェア率となったという背景があります。
最大の特徴は、カーポートのバリエーションの多さです。「どこのメーカーがいいのかわからない!」と迷ったときは、とりあえずリクシルにしておけば問題ないといえます。
なお、カーポートの形状、サイズ、柱、屋根の色・種類など、他のメーカーと比較しても種類が多いため、戸建ての外観を損なう心配がありません。商品の開発力が高いことから、これから登場するカーポートにも注目です。
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三協アルミ
「おしゃれなカーポートがいい!」「カーポートにこだわりがある」といった方は、三協アルミがおすすめです。
最大の特徴は、「スマット」と題した次世代のカーポートを開発している点です。
シャープでスタイリッシュなデザインが多く、機能性も申し分ありません。
ちなみに、スタイリッシュとはいえ、奇抜なデザインや形状ではないことから、設置しても違和感は一切ないといえます。
また、三協アルミの場合、他社では導入していない「柱が背面にあるカーポート」を提供している点も魅力です。
車の出し入れ、乗り降りがスムーズなため、設置を検討してみては?
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YKK AP
コストパフォーマンスを最優先したい!という方は、YKK APが最適です。
これまで取り上げた2社よりも安く済むケースがほとんどだといえます。
そのかわり、デザインや形状はどちらかというとポピュラーなものばかり。
ですから、「とりあえず、安くカーポートを設置できればいい」「オプションをつけたりカスタムはしない」という場合は、YKK APを選択しておけば間違いありません。
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カーポートのおすすめ8選【1台・2台・3台・おしゃれ】
この項では、カーポートのおすすめ8選をご紹介していきます。早速1つ目から見ていきましょう1
YKK AP レイナポートグラン(1台用)
片側支持タイプのカーポートです。連棟、合掌も可能なため、車の台数に合わせて設置できる点も魅力。
比較的安価で設置したいときは、候補として挙げておきたい1つです。
メーカー価格:231,100円~
サイズ:奥行5052mm×幅2400mm×高さ 約2,350mm
耐風圧:38m
積雪:20cm
カラー:カラーバリエーション5色
リクシル ネスカR ワイド(2台用)
2015年に登場したかリクシルのカーポートです。
緩やかなアーチを描いた屋根が印象的で、シンプルながらも飽きないデザインが人気を集めています。奥行延長タイプにすれば、自転車を停めることも可能です。
メーカー価格:480,000円~
サイズ:奥行4,980mm×幅3,624mm×高さ約2,200mm
耐風圧:38m
積雪:20cm
カラー:カラーバリエーション5色
YKK AP レイナトリプルポートグラン(3台用)
価格の安さだけでなく、デザイン、機能性にもこだわりたい人におすすめのカーポートです。
間口が8Mほどかることから、カーポート特有の圧迫感がありません。また、車の出し入れがしやすいため、駐車が苦手な方でも安心です。
メーカー価格:947,500円~
サイズ:(例…奥行5,052mm×幅7,200mm×高さ約2,000mm
耐風圧:38m
積雪:20cm
カラー:カラーバリエーション5色
三協アルミ M・シェード(おしゃれ)
カーポートの設計にこだわりたいなら、「M.シェード」を選んでおけば間違いありません。
最大の特徴は、軽量アルミ製プレートトラスを採用していること。「梁・柱」が一体化しているため、上品でスマートな印象を与えます。
メーカー価格(1台):552,700円
サイズ(1台):奥行5,853mm×幅8,252mm×高さ3,000mm
耐風圧:38m
積雪:20cm
カラー:カラーバリエーション4色
対応台数:1~3台
三協アルミ フォーグ(おしゃれ)
使いやすさや、サイズのバリエーションを重視したいなら、フォーグが最適です。
ベーシックタイプは1台のみですが、最大2台まで駐車可能となっています。
メーカー価格(1台):415,800円~
サイズ(1台):奥行4,950mm×幅2,430mm×高さ1,950mm
耐風圧:38m
積雪:20cm
カラー:カラーバリエーション3色
対応台数:1~2台
リクシル カーポートSC(おしゃれ)
リクシル カーポートSCは、最新のカーポートにこだわる方におすすめです。
2017年にグッドデザイン賞を受賞しており、見た目の美しさは申し分ありません。
無駄な装飾を省いたり、強度の高い軽量アルミを採用するなど、満足度の高いカーポートといえます。
メーカー価格(1台):415,900円~
サイズ(1台):奥行5,000mm×幅2,427mm×高さ約2,200mm
耐風圧:42m
積雪:20cm
カラー:カラーバリエーション3色
対応台数:1~2台
リクシル アーキフィールド(おしゃれ)
サイドパネル取付の際、従来とは異なり柱の内側に設置するカーポートです。
また、屋根を上から吊り上げていることから、まるで室内にいるかのような空間づくりができます。
メーカー価格(2台):1,242,000円~
サイズ(2台):奥行4,999mm×幅5,506mm×高さ2,300mm
耐風圧:42m
積雪:20cm
カラー:カラーバリエーション本体2色/アーチ6色/天井材4色
対応台数:1~3台
四国化成 マイポートオリジン(おしゃれ)
屋根の前面が水平に設置されているため、住宅と調和しやすいカーポートです。
車高の高い車でも駐車可能となっており、LED証明や人感センサーなどオプションが豊富な点も魅力だといえます。
メーカー価格(1台):420,500円~
サイズ(1台):奥行5,032mm×幅2,427mm×高さ2,615mm
耐風圧:34m
積雪:20cm
カラー:カラーバリエーション14色
対応台数:1~2台
後悔しないカーポートの選び方
カーポートを設置してから後悔しないためにも、事前に選び方を知っておく必要があります。
重要なポイントを4つ取り上げてみました。参考にしてください。
本当に必要か考える
そもそも、カーポートを設置する必要はあるのか考えてみましょう。
今は必要だったとしても、数年経ってから「カーポートなんて設置しなければ良かった」ということが多々あります。
例えば、数年以内に車を手放す可能性があったり、車を使わない遠方に引っ越す予定があったりする場合は、カーポートを設置するだけ無駄となってしまうものです。
そのため、現在のことだけでなく、将来の予定やライフスタイルのことも考えた上で、カーポートを設置するか決めましょう。
サイズ
カーポートを設置する際、形状やデザインだけで選んではいけません。
事前にカーポートのサイズを検討しておく必要があります。とはいえ、ひと言でサイズといっても様々です。
そこでこの項では、特に押さえておきたいカーポートのサイズ選びに必要な要点をまとめてみました。
・車のサイズに合わせる
・どのくらい奥行が必要か検討する
・高さは標準サイズ(2m)で十分か検討する
・駐車スペースの前後にある道幅、傾斜も考慮する
簡潔にまとめると以上です。自ら判断できないときは、施工業者やメーカーなどに問い合わせて、ベストなサイズを選択するようにしましょう。
強度
ここでいう強度とは、台風・積雪に対する強度のことを指します。
台風が多い地域に住んでいる場合、風圧に強いカーポートを設置しないと、屋根などが簡単に吹き飛ばされてしまいます。
また、積雪に関してですが、標準タイプの場合は積雪20cmまでしか耐えることができません。
補助柱を設置するなど対策が必要となるため、工事前に慎重に打合せする必要があります。
オプション
カーポートには、様々なオプションがあります。例えば、収納棚、サイドパネル、雨水タンク、照明、防犯カメラ、収納棚など様々です。
ここで注意したいのは、メーカーやカーポートのタイプによって、利用できるオプションが異なることです。
事前に追加したいオプションが決まっているときは、そもそもそのオプションを追加できるのか調べておきましょう。
出し入れのしやすさ
車の出し入れのしやすさも、カーポート選びでは重要です。
その際に押さえておきたいのは、「間口」となります。間口は広いほど良いものですが、無駄に広すぎても柱の追加などで余計費用が掛かってしまうだけです。
最も重要な点は「駐車軌道」が十分に確保されているか?にあります。
例えば、直進で駐車できるなら、車の幅に合わせて間口を決めればよいのです。
カーポートの費用相場はいくら?(商品代・工事費)
カーポートの費用相場ですが、内訳は「商品代プラス工事費」です。
あくまでも一般的なお話となりますが、1台、2台、3台設置の場合の商品代相場は、以下の通りとなります。
・1台用:約20~50万円
・2台用:約50~100万円
・3台用:約80万円以上
一方、工事費ですが、実際のところ施工業者ごとで様々です。
参考までにご紹介すると、以下の通りとなります。(1台あたり)
・支柱基礎工事:7万円前後
・カーポートの組建て、取り付け施工:8万円前後
・資材運搬費、諸経費:5万円前後
ちなみに、ガレージを設置すると固定資産税が掛かりますが、カーポートは課税対象となりません。そのため、税金に関して心配する必要はないといえます。
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カーポートの耐久年数は?気象環境に影響されやすい
一概に言い切ることはできないものの、カーポートの耐久年数はおおよそ10年ほどといわれています。
ただし、積雪や台風が多いなど寒暖の差が激しい地域の場合、こまめにメンテナンスしておかないと数年しかもたないこともあるようです。
ですから、地域に合わせるだけでなく、痛みづらい素材を選択したり、メンテナンスで手間が掛からないか確認したりなど、自分に合ったカーポートを選ぶことが重要となります。
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カーポートは工事業者選びが大切
カーポートの工事業者は、どこでもよいわけではありません。選び方を間違えると、費用をぼったくられたり、手抜き工事が発覚したりなど、面倒なトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。
そこでこの項では、工事業者を選ぶ際に押さえておきたい5つのポイントについて見ていくことにしましょう。
地元業者が前提
依頼する業者は、地元業者が最適です。なぜなら、土地柄をよく理解しており、最適なアドバイスが貰えるケースが多いからです。
また、遠方の業者とは違って、いつでも顔を合わせながら打合せできたり、トラブルがあったときもすぐに来てもらうことができます。
コミュニケーションがとれるか
コミュニケーションがとれるかどうかも、重要なポイントとなります。
なぜなら、コミュニケーションが取れていないと、要望を聞いてもらえなかったり、修正があった際にすぐに対応してもらえなかったりすることがあるからです。
対応がいい加減な業者に依頼した場合、工事費用を振り込んだ途端、連絡が途絶えてしまうことも十分に考えられます。
ですから、コミュニケーションが円滑かどうかも、しっかりとチェックしておきましょう。
実績があるか
いうまでもなく、業者を判断する上で実績は重要なポイントです。
実績が豊富な業者の場合、必ずと言ってよいほど公式Webサイトなどで施工実績を公開しています。
一通り目を通すのはもちろんのこと、イメージ通りにカーポートを設置してもらえそうかチェックしましょう。
保証やアフターフォローはどうか
カーポートの場合、保証内容は大きく2つに分かれます。1つは、メーカー製品の保証。もう1つは施工に関連する保証です。
メーカー製品保証とは、例えばカーポートの部品、サイドパネル、電装部品などの保証のことを指します。
どの施工業者に依頼しても、メーカー製品保証の期間、保証内容に大きな違いはありません。
一方、施工に関連する保証は、工事を依頼する業者ごとで様々です。
そのため、保証期間だけでなく、保証内容に関してもすべて確認しておきましょう。
他社の図面を欲しがる、大幅値引きする業者などに注意
他社の図面を欲しがり、「そのかわり安くやる」等と言ってくる業者と遭遇した場合、利用しないようにしましょう。
そもそも、なぜ図面を欲しがるのかというと、「手抜き工事をするときに、うまく帳尻を合わせるため」「契約を取るためなら手段を択ばない」などという理由があるからです。
費用を抑えたい気持ちはわかりますが、施工を依頼しても満足のいく仕上がりになることはありません。
そのため、他社の図面を欲しがったり、大幅に値引きするなどのキーワードが出たら、他社を検討するようにしてください。
まとめ
今回はカーポート初心者向けに、カーポートの概要、選び方、相場費用、おすすめ商品などについてお伝えしてきました。
カーポートは安い買い物ではないため、正しい知識を把握した上で、適切な商品を選択する必要があります。
また、最低でも3社ほどの施工業者に見積もりを依頼し、対応の良し悪しなども確認しておきたいものです。
まずは今回お伝えした情報を参考にしながら、おすすめのカーポートの中から好みの商品をチェックしてみてはいかがでしょうか?