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カーポートは固定資産税の対象にならない!太陽光発電がある場合は?

「カーポートは固定資産税の課税対象になるの?」と、気にする人は少なくないようです。これからカーポートを設置するのであれば、事前に把握しておきたいですよね。

実は、カーポートを設置しても、固定資産税が掛かることはありません。ただし、それにはちょっとした条件があります。

そこで今回は、なぜカーポートは固定資産税の課税対象とならないのか、その理由について詳しくまとめてみました。

他にも、ソーラーカーポートは固定資産税の課税対象となるのか、専門業者に設置を依頼した方が良い理由、カーポート設置の際に気をつけたい注意点なども併せてお伝えしていきます。

あとから「そんな話は聞いてない!」という事態に陥らないためにも、ぜひ参考にしてください。

カーポートに固定資産税はかからない!

冒頭でもお伝えしましたが、カーポートを設定しても固定資産税がかかることはありません。そもそも、固定資産税とは、土地や家屋に対して課税される税金のことを指します。

なぜ、カーポートを設置しても固定資産税が掛からないのかというと、「土地」「家屋」ではないからです。

「土地」に関しては、「そりゃあ、カーポートは該当しないでしょ」と捉えることができますが、「家屋」に関しては押さえておきたいポイントがあります。

実は、固定資産税が課税される「家屋」には、3つの条件が設けられているのです。いずれか、もしくは複数に該当する場合、固定資産税が課税されることになっています。

・屋根と周囲に壁を設置していること
・土地に建物が定着した状態であること
・居住、作業場、倉庫など、建物が使用目的に適した空間となっていること

カーポートの構造は、柱と屋根だけです。つまり、上記の3つにあてはまりません。

そのため、固定資産税が課税されることはないのです。これは、物置の場合も同様となります。一方、車庫は構造上、固定資産税が課税されるため注意が必要です。

ソーラーカーポートの場合は固定資産税はかかる?

カーポートにはいくつかの種類があります。中でも、ソーラーカーポートは、固定資産税が課税されることがあるようです。厳密にいうと、太陽光発電の形状により変わってきます。

課税対象となるのは、「一体型」です。置き型(取り外し可能)だと、課税の対象にはなりません。仮にソーラーカーポートを設置し、固定資産税が課税された場合、納めることになる税金の計算式は以下のとおりとなります。

固定資産税=課税標準額×標準税率(1.4%)

例えば、ソーラーカーポートを設置した際、300万円の費用がかかったとしましょう。その場合、課税標準額は6割ほどの180万円となります。

つまり、計算すると以下の通りとなるのです。

180万円×1.4%=1,285円

上記のとおり、1,285円が固定資産税となります。このようにみると、納税する金額は高額ではないといえそうです。

とはいえ、税金がかかることに違いはないため、ソーラーカーポートを設置する前に、どのくらい固定資産税が掛かるのか把握しておくことが重要となります。

カーポートの設置は専門業者に依頼しよう!

これまで、カーポートと固定資産税についてお伝えしてきましたが、これらのことは工事を依頼した業者に教えてもらうことができます。

そのため、自ら計算をすることはありません。ただし、工事を依頼する業者をしっかり選択しないと、「固定資産税が課税されるなんて知らなかった!」ということになりかねません。

このような事態を回避するには、そもそもカーポート設置費用はどのくらい掛かるのか、内訳と相場を把握しておく必要があります。その上で、固定資産税が課税されるのか、確認しておけばよいのです。

参考までに、カーポートの設置費用の内訳、相場をまとめてみました。以下をご覧ください。

・カーポート設置費用の内訳

カーポート設置費用の内訳は、「カーポート本体(商品代)」「工事費用」の2つのみです。工事費用に関しては、基礎工事代、組み立て代、資材運搬代などとなります。

・本体相場費用

カーポートの本体価格の相場は、おおよそ以下のとおりです。

1台用:約20~50万円
2台用:約50~100万円
3台用:約80万円以上

メーカー、工事を依頼する業者によっては、メーカー希望価格から4~5割ほど安くなることがあります。一方、工事費用の相場は、以下のとおりです。

支柱基礎工事:5~7万円前後
カーポートの組建て、取り付け施工:それぞれ3~5万円前後
資材運搬費、諸経費:5万円前後

オプションでコンクリート、フェンス、作業棚、防犯のためのライトなどを取り付ける場合、更に費用は高くなります。

また、業者によってカーポート本体の仕入れ代、工事費費用は異なるものです。そのため、できるだけ費用を安く抑えたい場合は、専門業者に工事を依頼しましょう。そうすることで、カーポート設置費用を安く抑えることができます。

まとめ

これまでお伝えしたとおり、一般的なカーポートを設置しても固定資産税が課税されることはありません。ただし、ソーラーパネルも併せて設置する場合は、課税対象となります。

また、カーポートを設置する際は、相場費用を抑えておくことも重要です。

専門業者3社ほどに見積もりを依頼し、「希望通りに工事をしてもらうことはできるか」「費用を安く抑えることはできるか」「固定資産税の課税対象とならないか」という3つをチェックしましょう。

まずは、気になる業者に見積もりを依頼して、具体的な工事内容、費用を相談してみてはいかがでしょうか。

 

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